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●サーフェイサーについて考えてみる

 世の中にはサーフェイサーを使わないサフレス塗装というやり方も存在します。なぜサフを使わないのでしょう?逆になぜサフを使う必要があるのでしょう?今回はサフを使うことのメリットとデメリットについて考えてみます。


●サーフェイサーを使うメリット

傷埋めの効果
 非常に小さい傷ならサフが埋めてくれるので、きれいな表面を作る事ができます。サフレスならばわざわざ番目の高いペーパーで表面処理をしなければなりませんが、サフを使う事によりこの手間が省けます。
 ここで注意なのですが、傷を埋めるといっても非常に小さな傷のみです。
処理が不完全なゲート跡などの目に見えてわかるほどの大き目の段差はサフでは埋めることができません。

傷を見つけやすい
 このメリットが大きい!
パーツにサフを吹いてグレー1色にしてみると、今まで見えなかった傷がハッキリ見えてきます。
処理し忘れたヒケや傷、完全に消えてなかった合わせ目が見つかった時はもう一度それを処理してサフを吹きなおしましょう。

均一な色
 例えば赤いパーツにグレーの溶きパテや黄色のポリパテを盛った箇所などは、パーツの色が1色ではなくなってしまいます。そんなパーツの上に塗料を乗せると、同じ色なのに下地の違いによりそれぞれの箇所で発色が変わってしまう場合があります。
プラスチックとパテの混合したパーツでもサフを吹く事でグレー1色の均一な下地を作る事ができます。

食いつきが良くなる
 サフというものはプラへの食いつきが抜群で、プラに直接塗料を乗せるよりも、サフ下地の上から塗料を乗せたほうが塗料の乗りが良くなります。
特にタミヤのサーフェイサーはプライマーが入っているので、レジンや金属に塗料を乗せる時には重用します。

透けなくなる
 サフは隠ぺい力が強いので、パーツがが赤だろうと黒だろうと問題なしにグレーに染める事ができます。さらにその隠ぺい力のおかげでパーツが光で透ける事を防止する効果も出せます。メカ物ではパーツが透けてしまっては困るので便利ですね。


●サーフェイサーを使うデメリット

塗幕が厚くなる
 パーツの上に直接塗料を載せる場合に比べて、サフを使用する場合は当然サフの分だけ塗幕が厚くなってしまいます。
極端に塗幕が厚くなると、パーツのエッジがだるくなったりモールドが埋まったりしてしまいます。

下地が白ではなく灰色
 サフは薄い灰色なので、黒や茶色の下地に比べれば、どの色でも綺麗に発色します。しかしながら理想的な下地の色は完全な白です。
サフの上に黒などの隠ぺい力が強い色を乗せる場合なら下地が白でも灰色でも問題ないのですが、黄色のような隠ぺい力が弱い色を乗せる場合、灰色の下地だとわずかに黄色の発色が悪くなってしまいます。
 この問題はホワイトサーフェイサーを使えば解決するのですが、ホワイトサフだとパーツの傷を見つけるのが難しいという短所があります。灰色サフもホワイトサフも一長一短でここが非常に難しいです。
 解決方法としては、黄色やピンクを吹く箇所は、サフを吹いた上に白の塗料を吹き、1度白下地を作ってから目的の色を吹くというやり方がありますが、これも塗幕が厚くなってしまうという欠点があります。

灰色を出すのが難しい
 パーツを灰色に、もしくは極めて灰色に近い白に塗りたい時などは下地が灰色だと微妙に困ります。もしかしてサフの灰色ままでも良いかもしれないんですが、灰色にこだわりを持ちたい時などは悩んでしまいます。
こんな時はサフの上から白下地を作るか、あるいはサフを使わないのも手ですね。


●というわけで総括

 サーフェイサーは必ず吹かなくてはならないものではありません。
「ガンプラを作る時は皆サフ吹いてるから俺も吹かなきゃ」というのではなく、メリットとデメリットどちらが重いかを充分考えた上で、サフを使うか使わないか自分なりに答えを出すのが良いと思います。
 


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